筋筋膜性疼痛でお悩みの方へ
福岡市中央区薬院|鍼・マッサージ 吉村治療院
筋筋膜性疼痛|画像に映らない痛みの、
正体を筋肉から探る
レントゲンでもMRIでも異常が見つからない。それでも痛みは続いている。その痛みの正体が、筋肉の中にできた「しこり」であることがあります。
筋筋膜性疼痛は、当院が最も力を入れている症状です。
こんなお悩みはありませんか
当てはまるものがあれば、一度ご相談ください。
- 痛む場所を押しても、そこが原因ではない気がする
- マッサージでほぐしても、2〜3日で元に戻る
- 痛む場所が、日によって移動する
- 押されると「そこ!」と感じる場所がある
- 湿布や痛み止めでは、その場しのぎにしかならない
- 天気や気圧で痛みが変わる
- 長年つき合ってきて、もう治らないと思っている
筋筋膜性疼痛とは
ひとつの筋肉に、痛みの引き金ができた状態です。
人の体には、およそ400の筋肉があります。そのうちのひとつの筋肉にトリガーポイントができた状態を、当院では筋筋膜性疼痛と捉えています。
トリガーポイントとは、緊張が続いた筋肉の中にできる、硬く縮んで過敏になった部分です。押すと強い痛みを感じ、その場所だけでなく、離れたところに痛みを響かせるという特徴があります(関連痛)。
「押すと痛い」だけではありません
トリガーポイントの痛みは、押したときだけ出るものだと思われがちです。実際には、いくつもの出方をします。ここを取り違えると、原因が筋肉にあっても見過ごされてしまいます。
再現痛
押したときに、「あ、この痛みです」と、いつも悩んでいる痛みがそのまま出る。これがいちばんの手がかりです。ただ痛いのではなく、見覚えのある痛みかどうかを確かめています。
圧痛
押したときの痛み。硬く縮んだ部分に触れると、その場所だけ強く痛みます。
関連痛
押した場所から離れたところに、痛みが響きます。お尻を押すと脚が、肩甲骨まわりを押すと腕が痛む、というように。痛む場所と原因の場所が違うのは、このためです。
安静時痛
じっとしていても痛みます。夜、横になってからつらくなる方もいます。「動かなければ楽なはず」が当てはまりません。
運動時痛
動かしたときに出る痛み。とくにある特定の方向で強く出ることが多く、その動きを避けるうちに、別の筋肉に負担が移っていきます。
しびれ感・重だるさ
ジンジンする、重い、だるい。痛みとは違う感覚として出ることがあります。神経の問題と間違われやすいところです。
問診では、いつ痛むのか、どんな痛み方なのかをうかがいます。押して痛いかどうかだけでは、引き金になっている筋肉は絞り込めないからです。
しびれについては、すべてが筋肉によるものとは限りません。力が入りにくい、感覚が鈍いといった症状を伴う場合は、医療機関でお調べいただくことをおすすめしています。
学びの背景と、参考文献
ここに書いてきた考え方は、思いつきではありません。
日本のトリガーポイント鍼治療には、大きく二つの流れがあります。それぞれを築いてこられたのが、黒岩共一先生(関西医療大学)と伊藤和憲先生(明治国際医療大学)です。院長は、そのお二方のもとで指導を受けてきました。
下の2冊は、院長が長く読み返してきた本です。
伊藤先生の『はじめてのトリガーポイント鍼治療』には、全身の筋肉のおよそ7割が、実際に痛みの原因となっている場所とは違う部位に痛みを出すと書かれています。痛む場所を追いかけても届かないのは、このためです。
黒岩共一 著
『臨床家のためのトリガーポイント・アプローチ 鍼療法と徒手的療法の実際』(医道の日本社/1999年)
伊藤和憲 著
『はじめてのトリガーポイント鍼治療』(医道の日本社)
伊藤和憲 ほか 著
『はじめてのトリガーポイント鍼治療 応用編』(医道の日本社/2026年)
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線維筋痛症とは、どう違うのか
よくいただくご質問です。当院の見方をお伝えします。
筋筋膜性疼痛は、一軒家
痛みが出ている場所が限られています。ひとつの筋肉のトリガーポイントが、引き金になっている状態です。
線維筋痛症は、集合住宅
痛みが全身の広い範囲に及びます。3か月以上続き、疲労感や睡眠の問題を伴うことも多く、診断基準が定められています。
この「一軒家と集合住宅」というたとえは、分かりやすさのためのものです。線維筋痛症の診断は、医師が行うものです。当院が診断名を判断したり、読み替えたりすることはありません。
当院がしているのは、診断名はそのままに、いま筋肉の側で何が起きているかを確かめることです。筋肉に原因がある部分については、ひとつずつ手を入れていくことができます。
背景には、必ずと言っていいほど生活習慣があります
筋肉に負担をかけ続けている「何か」が、どこかに隠れています。
背景 2
湯船に浸からず、シャワーだけで済ませている
見落とされやすいところです。体が温まらなければ、血流も戻りません。トリガーポイントは、血流が不足した筋肉にできやすくなります。
背景 4
修復する時間が、足りていない
筋肉が修復されるのは、休んでいる間です。睡眠不足、夜勤による生活リズムの乱れ、習慣化した飲酒。こうした状態が続くと、傷んだ筋肉の回復が追いつきません。
これらは、痛む場所を診るだけでは見つかりません。だから当院は、時間をかけてお話をうかがいます。生活のどこに負担が隠れているのかを、一緒に探すところから始めます。
当院の、筋筋膜性疼痛へのアプローチ
触れて探し、鍼で届け、姿勢と体の使い方で整える。
1. 触れて、引き金を探す
あん摩マッサージ指圧師の手技で、痛む場所だけでなく、その引き金になっている筋肉を探します。
初診で診ること
うかがう
痛みの場所、痛みの質、どんなときに出るか。トリガーポイントによる痛みには、一定のパターンがあります。お話をうかがう段階で、引き金になっている筋肉の見当がついてきます。
絞り込む
姿勢、お仕事、生活習慣から、どの筋肉に負担がかかっているかを考えます。
確かめる
実際に手で触れ、施術をしながら、筋肉の状態を確かめます。見当が合っているかは、触ってみて初めて分かります。
聞いて、見当をつけて、手で確かめる。この3つがそろって、はじめて引き金の場所が分かります。
2. 鍼で、ひとつずつ届ける
見つけたトリガーポイントに、鍼やトリガーポイントマッサージでひとつずつ手を入れていきます。
3. 背景ごと、整える
トリガーポイントを取っても、それを作った生活が変わらなければ、また同じ場所にできます。姿勢と体の使い方、入浴、栄養まで含めて見直します。
通う回数の、目安
まずは3か月・全8回から始めます。
「いろいろ行ったけど、良くならなかった」という方へ
初めてお越しになる方から、よくうかがう言葉です。詳しくお話を聞いていくと、「1回か2回行ってみたけれど、変わらなかった」という方が少なくありません。
通い続けられなかった事情も、それぞれにあったと思います。そのうえで、もうひとつ考えられることがあります。体が変わるのに必要な回数と期間に、まだ届いていなかったという可能性です。
これは、ご本人のせいでも、これまで通われた先のせいでもありません。「どれくらいの間隔で、どれくらいの期間受けるのか」という見通しが、最初に共有されていなかった。ただそれだけのことも多いのです。
どんな施術を受けるかは、もちろん大切です。そして適切な回数と、適切な期間も、それと同じくらい大切です。当院が最初に見通しをお伝えするのは、そのためです。
期間には個人差があります。症状が長く続いている方ほど、整うまでの期間も長くなる傾向があります。そのうえで、当院ではまず次の間隔から始め、お体の変化を見ながらご相談していきます。
施術は、受験勉強やボディメイクと同じです
学習塾での受験勉強。スポーツジムでのボディメイク。体験授業だけで試験に臨む人はいません。体験トレーニング一回で、体を作れる人もいません。
施術も同じです。続けることでしか届かないところがあります。
1か月目
週に1回
4回
2か月目
2週間に1回
2回
3か月目
2週間に1回
2回
合計8回・約3か月を、ひとクールとしています。
なぜ、一度では終わらないのか
理由1 トリガーポイントは、ひとつずつ処理していくものだから
引き金になっている場所が複数あれば、順に手を入れていきます。一度にすべてを取ろうとすると、体への負担が大きくなります。
理由2 背景にある生活が、すぐには変わらないから
姿勢、入浴、栄養、睡眠。トリガーポイントを作っていた生活が変わらなければ、同じ場所にまたできます。この見直しには、ある程度の時間がかかります。
理由3 筋肉が入れ替わる周期が、およそ3か月だから
当院が主に診ているのは筋肉です。その筋肉が新しく入れ替わるまでの周期が、おおよそ3か月といわれています。状態がどう変わっていくかを見届けるには、それくらいの時間が必要だと考えています。
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筋筋膜性疼痛について、よくいただくご質問
Q.筋筋膜性疼痛と線維筋痛症は、どう違うのですか。
A.当院では、ひとつの筋肉に痛みの引き金ができた状態を筋筋膜性疼痛、痛みが全身の広い範囲に及ぶ状態を線維筋痛症と捉えています。一軒家と集合住宅にたとえてお伝えすることもあります。ただし、線維筋痛症には医師が用いる診断基準があります。診断は医療機関で受けていただくものです。
Q.病院で検査をしても「異常なし」と言われました。気のせいなのでしょうか。
A.気のせいではありません。画像検査は骨や神経の状態をよく映しますが、筋肉の中にできた硬く縮んだ部分は映りにくいものです。「異常なし」は「原因なし」という意味ではありません。
Q.トリガーポイントは、押せば分かるものですか。
A.押したときの痛みだけでは絞り込めません。手がかりになるのは再現痛です。押したときに「あ、この痛みです」と、いつも悩んでいる痛みがそのまま出るかどうかを確かめています。あわせて、痛みの出かた、姿勢、お仕事や生活習慣をうかがったうえで、触診で確かめていきます。
Q.しびれがあるのですが、これも筋肉のせいですか。
A.筋肉によってしびれのような感覚が出ることはあります。ただし、すべてがそうとは限りません。力が入りにくい、感覚が鈍いといった症状を伴う場合は、まず医療機関でお調べいただくことをおすすめしています。
よくあるご質問
Q.鍼は痛くないですか。鍼が苦手なのですが。
A.鍼が苦手な方には、鍼を使わない施術で対応しています。あん摩マッサージ指圧などの手技療法のみで進めますので、鍼が不安な方もご相談ください。
Q.初めてですが、初診料はかかりますか。
A.初診料は2,200円ですが、ホームページをご覧になった方は無料です。WEB予約・LINE予約からお申し込みいただくか、お電話の際に「ホームページを見た」とお伝えください。
Q.どんな服装で行けばいいですか。
A.施術着をご用意していますので、どんな服装でお越しいただいても構いません。ご自身の施術着をお持ちいただくこともできます。着替えるスペースもございますので、ご安心ください。
Q.子どもでも受けられますか。
A.はい。お子さまでも受けられる、やさしい刺激で行っています。お子さまにも分かりやすいセルフケアをお伝えしていますので、親子そろってお受けいただくこともできます。
Q.施術時間はどれくらいですか。
A.30分・60分・90分からお選びいただけます。お体の状態とご希望をうかがったうえで、お時間とご予算に合う内容をご提案します。
Q.保険は使えますか。
A.健康保険を使った施術は行っておりません。ただし、福岡市の国民健康保険・後期高齢者医療にご加入の方は、福岡市の「はり・きゅう受療証」(はり・きゅう費の助成制度)をご利用いただけます。詳しくは当院までお問い合わせいただくか、お住まいの区役所にお尋ねください。
福岡市はりきゅう受療証について →
交通事故・むち打ちの施術について →
お時間の選び方
| 30分 | ご高齢の方、お子さま、痛む部位・気になる部位が少ない方に |
|---|---|
| 60分 | 施術する部位が多い方、全身を診る方に。自律神経失調症の方にも、60分の全身調整をおすすめしています |
| 90分 | 定期的なケアの方、しっかり時間をかけたい方、より深くリラックスしたい方に |
迷われる場合は、ご相談いただければお体の状態に合わせてご提案します。
ご予約・アクセス
鍼・マッサージ 吉村治療院
〒810-0022 福岡県福岡市中央区薬院2丁目14-21 フィット薬院 301
大正通り沿い、バス停「薬院二丁目」の目の前/地下鉄七隈線「薬院大通駅」1番出口から徒歩5分
平日 10:00〜19:00/土 9:00〜17:00|水・日休診|完全予約制
ご希望のお時間は埋まりやすいため、お早めのご予約をおすすめしております。
このページを書いた施術者
院長
吉村 大樹
臨床の現場に立って24年、開業して12年。箱崎、赤坂と治療院を構え、2026年1月より福岡市中央区薬院に移転しました。すべての施術を院長が直接担当しています。
保有国家資格:柔道整復師/はり師/きゅう師/あん摩マッサージ指圧師
日本線維筋痛症・慢性痛学会 診療ネットワーク参加施設(福岡県内唯一の鍼灸院)