【ばね股(弾発股)とは?】股関節がパキッ・コキッと鳴る原因と鍼治療|福岡市中央区 吉村治療院

【ばね股(弾発股)とは?】股関節が「パキッ」「コキッ」と鳴る原因・セルフケア・鍼治療|福岡市中央区 吉村治療院

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【ばね股(弾発股)とは?】股関節がパキッ・コキッと鳴る原因と鍼治療|福岡市中央区 吉村治療院

ばね股(弾発股)で股関節がパキッと鳴る症状|福岡市中央区 吉村治療院
股関節が「パキッ」「コキッ」と鳴る症状は、ばね股(弾発股)の可能性があります。

「歩くたびに股関節がパキッと鳴る。」

「脚を上げるとコキッという音がする。」

「痛みはないけれど、何年も股関節が鳴り続けている。」

このような症状でお悩みではありませんか。

その症状は、「ばね股(弾発股)」かもしれません。

ばね股は、股関節を動かしたときに筋肉や腱が骨の出っ張りを乗り越えることで、音や引っ掛かりが生じる状態です。

「痛みがないから大丈夫」と、そのまま様子を見ている方も少なくありません。

実はこの「ばね股」という疾患名は、一般の方だけでなく、医療従事者でも名称までは知らないケースがあります。

24年間、一般社団法人 日本線維筋痛症・慢性痛学会の医療ネットワークに掲載されている福岡県内の鍼灸院として臨床を続けてきた中で、私はまず「この症状には名前がある」ということを知っていただきたいと思っています。身体の変化を正しく知ることが、改善への第一歩だからです。


ばね股(弾発股)とは?

ばね股(弾発股)とは、股関節を動かした際に、

  • パキッ
  • コキッ
  • ゴリッ

といった音や引っ掛かり感が生じる症状です。

代表的には、

  • 腸脛靭帯
  • 腸腰筋
  • 大殿筋
  • 中殿筋
  • 小殿筋

などの筋肉や腱が、骨の出っ張りを乗り越える際に音が発生すると考えられています。

症状は人それぞれで、「音だけが鳴る」「違和感がある」「痛みを伴う」などさまざまです。


痛みがないから「問題ない」とは限りません

ばね股は痛みを伴わないケースも多く、整形外科を受診しても「経過観察」となることがあります。その判断が適切な場合ももちろんあります。

しかし、身体の機能という視点で考えると、股関節を動かすたびに音が鳴るということは、筋肉や腱の柔軟性、滑走性、身体のバランスに何らかの変化が起きているサインである可能性があります。

私は身体の状態を、いつも「穴の空いたバケツ」に例えて考えています。

痛みや違和感のある身体は、穴の空いたバケツと同じです。その穴となっているのが、不良姿勢・栄養状態の乱れ・生活習慣・運動不足です。
これらの穴から、身体を支える力が少しずつ漏れ続けている状態こそが、ばね股のような症状の土台になっていると私は考えています。

鍼治療やあん摩マッサージ指圧は、このバケツに水を注ぐ行為です。
症状を和らげ、身体が本来持っている自然治癒力を引き出すことはできます。しかし、穴が空いたままでは、水を注いでも少しずつ漏れ続けてしまいます。

穴を塞ぐために必要なのは、姿勢改善・セルフケア・栄養と運動・質の良い睡眠です。症状改善の近道は、痛みが出てから水を注ぎ続けることではなく、まずこの穴を塞ぐことだと私は考えています。

福岡 鍼治療 吉村治療院

当院が「股関節だけ」を診ない理由

当院では、ばね股を股関節だけの問題とは考えていません。

股関節は、骨盤・腰椎・お尻・太もも・足部など、身体全体と密接に連動しています。

実際の施術では、

  • 骨盤の傾き
  • 股関節周囲筋の短縮
  • 腸腰筋の過緊張
  • 中殿筋・大殿筋の筋力低下
  • 歩き方や姿勢のクセ

などが重なって、股関節へ負担をかけているケースを数多く経験します。

とりわけ腸腰筋は、股関節の深部に位置し、骨盤と背骨、そして股関節をつなぐ重要な筋肉です。
この腸腰筋が過緊張を起こすと、股関節の滑らかな動きが妨げられ、ばね股の引っ掛かりにつながりやすくなります。

そのため当院では、腹部から腸腰筋へ直接アプローチする「按腹(あんぷく)」を、ばね股の施術に取り入れています。
按腹は、お腹の深部にある腸腰筋の緊張を緩め、横隔膜との連動性を整えることで、股関節本来の可動域と滑走性を取り戻すことを目指す施術です。
股関節を外側から揉みほぐすだけでは届かない深部の緊張に、按腹という視点からアプローチできることが、当院の施術の特徴のひとつです。

股関節だけを施術しても、根本的な改善につながらないことがあります。
身体全体を評価し、なぜ股関節へ負担が集中しているのかを考えることが重要だと考えています。


鍼治療・あん摩マッサージ指圧・按腹という組み合わせ

当院では、

  • トリガーポイント鍼治療
  • あん摩マッサージ指圧
  • 按腹
  • 姿勢・骨盤バランスの評価
  • セルフケア指導

を組み合わせながら施術を行っています。

施術の考え方として、私はいつも「刺激と材料」という言葉を使います。
鍼やあん摩マッサージ指圧、按腹によって身体に与える「刺激」は、あくまで身体が本来持っている回復力を引き出すきっかけにすぎません。そこに、日々の栄養や休養といった「材料」が伴って初めて、筋肉や腱は変化していきます。

鍼治療では、深部の筋肉へアプローチし、筋肉の緊張を和らげることを目指します。
あん摩マッサージ指圧では、筋肉や筋膜の柔軟性や滑走性の改善を図ります。
そして按腹によって、股関節の動きを左右する腸腰筋の深部にまで働きかけます。

さらに、姿勢や歩き方、身体の使い方まで確認し、股関節に負担がかかりにくい身体づくりを目指しています。

ばね股は、股関節だけを施術すれば改善するという単純な症状ではありません。だからこそ私は、「局所ではなく全身を診る」という考え方を大切にしています。


長年続く「ばね股」ほど、身体全体を整えることが大切です

当院には、10年以上前から股関節の音に悩まれている患者様も来院されています。

先日来院された患者様も、

「歩くたびに股関節がパキッと鳴る。」

「痛みはないけれど、ずっと気になっている。」

「整体で改善できるなら治したい。」

という思いで来院されました。

お身体を評価すると、股関節周囲の筋肉の緊張、腸腰筋の柔軟性低下、中殿筋・大殿筋の短縮、骨盤のバランスの乱れ、股関節の可動域低下などがみられました。

このような状態では、筋肉や腱が本来の滑らかな動きができず、股関節へ負担が集中しやすくなります。

症状の原因や程度には個人差がありますが、長年続いているばね股では、筋肉の緊張や身体の使い方のクセが定着していることも多く、一度の施術ですべてが改善するものではありません。

人の身体は、筋肉で支えているのではありません。

本来は骨格で身体を支え、その骨格を筋肉が補助しています。

骨格で支えられなくなると、筋肉は常に緊張し続けます。

この状態が長く続くことで、股関節にも負担が集中すると私は考えています。

これは、24年間の臨床の中で私がたどり着いた身体の見方です。体は骨格によって支えられて初めて、筋肉や関節への負担が最小限になります。骨で支えられていない身体は、筋肉が常に緊張し続けることで姿勢を保とうとし、その結果、股関節のような特定の部位に負担が集中してしまうのです。だからこそ当院では、その場だけの変化ではなく、骨格から身体を根本的に整えていくことを大切にしています。

そのため当院では、平均して3か月・8回程度の通院を目安に、姿勢や生活習慣という「穴」を少しずつ塞ぎながら施術を進めています。これは、筋肉や身体の使い方のクセが定着するまでに時間がかかっているのと同じように、その穴を塞ぎ直すにも一定の期間が必要だと考えているためです。


ご自宅でできるセルフケア

ばね股では、日頃の身体の使い方も大切です。

  • 長時間同じ姿勢を続けない
  • 股関節周囲のストレッチを行う
  • お尻の筋肉を鍛える
  • 骨盤を立てる姿勢を意識する
  • 股関節だけでなく体幹も安定させる

このようなことを日常生活に取り入れるだけでも、股関節への負担を減らせる場合があります。

ただし、痛みを伴う場合や、セルフケアで症状が悪化する場合は無理をせず、一度専門家へご相談ください。


よくあるご質問(FAQ)

Q. ばね股(弾発股)は自然に治りますか?

症状の程度や原因によって異なります。一時的な筋肉の緊張によるものであれば自然に気にならなくなることもありますが、何年も続いている場合は、身体の使い方や筋肉のバランスが影響していることもあります。違和感が続く場合は、一度身体の状態を確認することをおすすめします。

Q. ストレッチだけで改善しますか?

軽度であれば改善することもあります。しかし慢性的なばね股では、姿勢や骨盤のバランス、歩き方など複数の要因が関係していることも多いため、ストレッチだけでは十分でないケースもあります。

Q. ばね股と変形性股関節症は違いますか?

はい、異なります。ばね股は筋肉や腱の動きによって音や引っ掛かりが生じる状態です。一方、変形性股関節症は関節軟骨の変性によって痛みや可動域制限が起こる病気です。症状が似ていることもありますので、正確な評価が大切です。

Q. 運動しても大丈夫ですか?

痛みがなく、運動によって症状が悪化しない場合は継続できることもあります。しかし、違和感が強くなったり、痛みが出たりする場合は無理をせず、身体の状態を確認することをおすすめします。

Q. 鍼治療は受けられますか?

筋肉や腱の緊張、柔軟性の低下などが関係している場合には、鍼治療やあん摩マッサージ指圧、按腹が選択肢の一つになることがあります。一方で、関節内の病変が疑われる場合には、整形外科での検査が必要となることもあります。当院では、まず丁寧にお身体を評価し、必要に応じて医療機関での受診をご提案しています。


まとめ

ばね股(弾発股)は、まだあまり知られていない症状です。

「股関節が鳴るだけだから。」

「痛くないから大丈夫。」

と、そのままにしてしまう方も少なくありません。

しかし、身体はすでに穴の空いたバケツのように、日々力が漏れ続けているサインを送っています。股関節が鳴るすべての方に治療が必要というわけではありませんが、違和感が続く場合や、日常生活で気になる症状がある場合は、一度身体の状態を確認することをおすすめします。

股関節が鳴る。

それは身体からの「まだ間に合いますよ」というメッセージなのかもしれません。

痛みが出てからではなく、身体が送ってくれる小さなサインに耳を傾ける。

それが、10年後、20年後も自分の足で歩き続けるための第一歩になると私は考えています。

吉村治療院では、股関節だけではなく、骨盤・姿勢・筋肉・栄養まで含めて、あなたの身体全体を診させていただきます。

「最近、股関節の音が気になる。」

そんな方は、お気軽にご相談ください。


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監修者

吉村 大樹

株式会社LITA GROUP 代表

吉村治療院 院長

国家資格(鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師)

臨床24年

一般社団法人 日本線維筋痛症・慢性痛学会 医療ネットワーク掲載

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