更年期の不調|手のこわばり・イライラと首こり|福岡市薬院の鍼灸院
福岡市中央区薬院|鍼・マッサージ 吉村治療院
更年期の不調|「年齢だから」で
終わらせないために
ホットフラッシュ、イライラ、手のこわばり、抜けない疲れ。そのすべてが、ホルモンの変化だけで起きているとは限りません。
当院に来られる方に共通して見られるのは、強い首こりと、浅い呼吸です。そこから整えていきます。
こんなお悩みはありませんか
- 急に体が熱くなる、汗が噴き出す
- 些細なことでイライラする。自分でも戸惑う
- 朝、指がこわばってうまく握れない
- 寝ても疲れが抜けない
- 首や肩のこりが、以前よりひどくなった
- 病院では「年齢的なもの」と言われた
「年齢だから」で、終わらせない
更年期と、別のものが重なっています。
40代後半から50代。ちょうどこの時期は、パソコンやスマートフォンを使い続けてきた年月が、20年分積み上がった頃でもあります。そして、月経によって鉄が出ていき続けた年月の、終わり際でもあります。
つまり、体に負担がたまり、修復する材料が減っていく時期と、更年期が、たまたま重なっている。だから、手のこわばりも、イライラも、疲れの抜けなさも、すべて「更年期だから」で片づけられてしまいます。
更年期の影響は、確かにあります。エストロゲンの減少が体に及ぼす変化は、医学的にはっきりしています。
けれど、それだけではない部分がある。そこには、手が打てます。
変えられないもの
ホルモンの変化
年齢
変えられるもの
首と前腕の緊張
呼吸の深さ
鉄とタンパク質
パソコン・スマホの使い方
共通して見られるのは、首こりと浅い呼吸
当院が、最初に確かめているところです。
更年期の不調でお越しになる方に、ほとんど例外なく見られるものがあります。首から肩にかけての強いこりと、浅い呼吸です。
頭が前に出た姿勢が続くと、首の筋肉は頭の重さを支え続けることになります。胸郭の動きも硬くなり、息を深く吸えなくなります。
呼吸が浅いままだと、体は緊張したモードから抜けられません。交感神経が優位な状態が、一日中続きます。
普通に考えて、その状態で平静を保てるのは困難です。
気持ちの持ちようの問題ではありません。体が、そうさせている部分があります。だから当院は、まず体の緊張をゆるめ、呼吸が深く入るところから始めます。
イライラ・情緒不安定と、「材料」の話
気分をつくるにも、材料が要ります。
気持ちを穏やかに保つ働きをするセロトニンやドパミン。これらを体の中で作るとき、その反応を助ける材料として鉄が必要です。鉄が足りなければ、材料が揃わないまま作ろうとすることになります。
そして月経のある年月は、毎月、鉄が出ていき続けた年月でもありました。
「貧血はない」と言われた方へ
血液検査で「貧血はありません」と言われたことがあるかもしれません。けれど、その検査に「フェリチン」は入っていましたか。
フェリチンは、体に蓄えられている鉄の量を示す値です。一般的な健康診断や血液検査では、測られていないことが少なくありません。
鉄が減っていくとき、先に尽きるのは、この貯蔵鉄のほうです。ヘモグロビンは最後まで守られます。ですから「貧血はない」と言われても、貯金のほうは底をついている、ということが起こります。
次に血液検査を受けられるとき、フェリチンも測っていただけないか、お尋ねになってみてください。
鉄だけを足しても、届きません
鉄を運ぶのも、血液そのものを作るのも、材料はタンパク質です。運ぶ船がなければ、鉄は届きません。
さらに、鉄とビタミンCは、コラーゲンを作るときにも一緒に必要になります。そして筋膜も腱も、コラーゲンでできています。使って傷んだところを作り直す材料が、足りなくなるということです。
当院が鉄・タンパク質・ビタミンCをあわせてお伝えしているのは、そのためです。
※鉄は多ければよいというものではありません。過剰は別の負担になります。また、フェリチンは体に炎症があると高く出ることがあり、その値だけで判断はできません。ご自身の値を知ったうえで、主治医にご相談ください。
手のこわばりについて
更年期以降、手指の痛み・こわばりが出やすくなります。
エストロゲンには、腱鞘や関節の炎症を抑え、腱の水分と弾力を保つ働きがあります。それが減ることで手指に症状が出やすくなる ── 手外科の分野では「メノポハンド」と呼ばれ、日本手外科学会でも啓発が進められています。
そのうえで当院は、もうひとつの側から診ています。前腕です。指を曲げる力の大半は、手のひらではなく肘から手首までの筋肉から来ています。ですから指がこわばるとき、その手前の前腕が張っていることが少なくありません。
ばね指、腱鞘炎、母指CM関節症、スマホやマウスが前腕に強いていること、朝のこわばりとリウマチの見分け方。手と前腕については、専用のページに詳しくまとめました。
ホットフラッシュ・発汗について
急に熱くなる、汗が出る、動悸がする。これらは自律神経の揺らぎとして現れる症状です。
当院は、この症状そのものを取り除くことをお約束できません。けれど、体が一日中緊張したままでいることと、無関係ではないと考えています。
首まわりの緊張がゆるみ、呼吸が深く入るようになると、張りつめていた側から、休める側へ切り替わりやすくなります。当院が担っているのは、その土台の部分です。
なぜ、人によって差が出るのか
同じ生活をしていても、出る人と出ない人がいます。
筋肉は、力を入れるときに小さな単位から順に働き始めます。そして力を抜くときは、その小さな単位が最後まで働き続けます。だから、強い力を出していなくても、軽い作業を長く続けるだけで、そこだけが休めなくなる。パソコン作業による首肩のこりは、この仕組みで説明されています。
そして同じ作業でも、体にとっての負担は人によって違います。もともとの筋肉量が少なければ、同じキーボード、同じスマートフォンでも、その人にとっての負荷は大きくなります。
首や肩、腕の不調が女性に多いことは、以前から知られています。当院では、この「負荷の割合の違い」も関係しているのではないかと考えています。
負担は相対的に大きく、修復する材料は月経で減っていく。両側から削られている、という見方です。
実際、筋肉がしっかりしている方は、変化が早い傾向があります。逆に少ない方は、時間がかかることがあります。だからこそ当院では、最初に見通しをお伝えし、材料の話もします。
当院の、更年期へのアプローチ
触れて探し、鍼で届け、材料と使い方を整える。
1. 触れて、原因を探す
首、胸郭、お腹、前腕に手で触れていきます。押したときに「あ、この感じです」と、いつもの不調がそのまま出るかを確かめます。どの筋肉が関わっているかは、人によって違うためです。
あわせて、深い呼吸が入るかどうかを確かめます。見ているのは胸郭の動きと、お腹の硬さ・動きです。息を深く吸うと横隔膜が下がり、お腹がふくらみます。そこが動いていなければ、呼吸は浅いままです。
当院では、按腹(あんぷく)といって、お腹に手を当てて状態を確かめる手技も行っています。「お腹なんて触られたことがなかった」とおっしゃる方が少なくありません。あん摩マッサージ指圧師として、体のどこであっても、まず触れて確かめるという姿勢で診ています。
なぜ、筋肉を特定できるのか
院長はあん摩マッサージ指圧師の国家資格を持っています。手で触れて筋肉の状態を確かめることを、24年のあいだ仕事にしてきました。
画像検査は、骨や関節の状態をよく映します。けれど、筋肉の中にできた硬く縮んだ部分は映りません。「異常なし」と言われるのは、そのためです。
映らないものは、手で確かめるしかありません。どの筋肉が、どの深さで、どれくらい硬くなっているのか。押したときに、いつもの痛みが出るのか。前腕だけで何種類もある筋肉の、どれが関わっているか。そこまで絞り込んでから、鍼を入れます。
2. 鍼で、届ける
手だけでは届かない深さにある筋肉には、鍼を使います。
首の胸鎖乳突筋や、肩の僧帽筋上部に鍼をするときは、筋肉を指でつまみ上げ、その持ち上げた筋肉の中だけに鍼を進めます。深いところにある血管や肺に、鍼が届かないようにするためです。院長にとっては特別なことではなく、いつものやり方です。
3. 使い方と、材料を整える
パソコンとスマートフォンの使い方、手首の角度、休ませ方。ご自宅でできる前腕と首のケアをお伝えします。
あわせて、鉄・タンパク質・ビタミンCが足りているかを一緒に見直します。施術で整えても、作り直す材料がなければ保ちません。
医療機関にかかっていただきたい場合
当院で判断できないことは、はっきりお伝えします。
どの関節が痛むかで、呼ばれ方が変わります
同じ「指の痛み」でも、どの関節に出ているかで、つけられる名前が違います。ご自身の手を見ながら、確かめてみてください。
DIP関節(指先に近い関節)
ここが太くなる、痛む。ヘバーデン結節と呼ばれることが多い場所です。
PIP関節(まん中の関節)
ブシャール結節と呼ばれることがあります。関節リウマチでも腫れやすい場所です。
MP関節(指の付け根)・手首
関節リウマチで腫れが出やすい場所とされています。
母指CM関節(親指の付け根)
母指CM関節症と呼ばれる場所です。
関節リウマチは、MP関節・PIP関節・手首に、左右対称に、腫れや熱感をともなって出やすいという特徴があります。いっぽう、DIP関節には出にくいとされています。
ただし、これはあくまで目安です。見分けるのは医師の役割で、血液検査や画像を含めた診察が必要です。当院が診断することはありません。
次のような場合は、まず医療機関へ
- 朝のこわばりが1時間以上続く
- 左右対称に、同じ関節が腫れている
- 関節に熱感や、はっきりした腫れがある
- 手に力が入らない、感覚が鈍い
関節リウマチなど、医師による診断と治療が必要な病気があります。見分けるのは医師の役割です。
ホルモン補充療法などを受けている方へ
当院から、その治療をやめるようお伝えすることはありません。併用していただけます。
当院がしているのは、体の緊張をゆるめ、呼吸が深く入るようにし、材料が足りているかを一緒に見直すこと。そこは、お薬とは別の部分です。お薬のことは、処方された先生にご相談ください。
通う回数の、目安
当院では、3か月・全8回をひとつの区切りとしてご提案しています。
「いろいろ行ったけど、良くならなかった」という方へ
初めてお越しになる方から、よくうかがう言葉です。詳しくお話を聞いていくと、「1回か2回行ってみたけれど、変わらなかった」という方が少なくありません。
通い続けられなかった事情も、それぞれにあったと思います。そのうえで、もうひとつ考えられることがあります。体が変わるのに必要な回数と期間に、まだ届いていなかったという可能性です。
これは、ご本人のせいでも、これまで通われた先のせいでもありません。「どれくらいの間隔で、どれくらいの期間受けるのか」という見通しが、最初に共有されていなかった。ただそれだけのことも多いのです。
どんな施術を受けるかは、もちろん大切です。そして適切な回数と、適切な期間も、それと同じくらい大切です。当院が最初に見通しをお伝えするのは、そのためです。
期間には個人差があります。症状が長く続いている方ほど、整うまでの期間も長くなる傾向があります。そのうえで、当院では次のような間隔をご提案しています。
施術は、受験勉強やボディメイクと同じです
学習塾での受験勉強。スポーツジムでのボディメイク。体験授業だけで試験に臨む人はいません。体験トレーニング一回で、体を作れる人もいません。
施術も同じです。続けることでしか届かないところがあります。
1か月目
週に1回
4回
2か月目
2週間に1回
2回
3か月目
2週間に1回
2回
合計8回・約3か月を、ひとクールとしています。
なぜ、3か月なのか
理由1 体は、急な変化を好まないから
人の体には、今の状態を保とうとする働きがあります。恒常性と呼ばれるものです。やっかいなのは、これが良い状態でも悪い状態でも同じように働くことです。体は、慣れ親しんだほうへ戻ろうとします。一度で大きく変えようとするより、間隔を置きながら少しずつ新しい状態に慣らしていくほうが、体になじみやすいと考えています。
理由2 筋肉が入れ替わる周期が、およそ3か月だから
当院が主に診ているのは筋肉です。施術で筋肉をケアし、代謝を促していきますが、その筋肉が新しく入れ替わるまでの周期が、おおよそ3か月といわれています。筋肉の状態がどう変わっていくかを見届けるには、それくらいの時間が必要だと考えています。
痛みがなく、定期的なケアが目的の方は
月に1回のメンテナンスでお越しになる方も多くいらっしゃいます。お体の状態に合わせてご相談ください。
あわせてご覧ください
更年期について、よくいただくご質問
Q.更年期の症状は、鍼で治りますか。
A.ホルモンの変化そのものを元に戻すことはできません。当院がしているのは、首や胸まわりの緊張をゆるめ、呼吸が深く入る状態に整えること、そして手のこわばりの背景にある前腕の筋肉に手を入れることです。体の負担が減ることで、楽になったとおっしゃる方はいらっしゃいますが、症状の消失をお約束するものではありません。
Q.婦人科でホルモン補充療法を受けています。鍼を受けても大丈夫ですか。
A.はい、併用していただけます。当院から、医療機関での治療をやめるようお伝えすることはありません。お薬に関するご判断は、処方された先生にご相談ください。
Q.朝、指がこわばります。リウマチではないか心配です。
A.朝のこわばりが1時間以上続く、左右対称に同じ関節が腫れている、関節に熱感やはっきりした腫れがあるといった場合は、まず医療機関でお調べいただくことをおすすめしています。見分けるのは医師の役割です。そのうえで「異常なし」と言われた方のこわばりについて、当院では前腕の筋肉から診ています。詳しくは手・指のページをご覧ください。
Q.鉄のサプリメントを飲めばよいのでしょうか。
A.自己判断での摂取はおすすめしていません。鉄は多ければよいというものではなく、過剰は別の負担になります。また、フェリチンは体に炎症があると高く出ることがあり、その値だけで判断はできません。まずはご自身の値を知っていただくこと、そのうえで主治医にご相談いただくことをおすすめしています。
Q.どれくらい通えばよいですか。
A.まずは3か月・全8回をひとつの区切りとしてご提案しています。1か月目は週に1回、2か月目と3か月目は2週間に1回のペースです。筋肉が新しく入れ替わる周期がおおよそ3か月といわれていること、体が急な変化を好まないことから、この期間を目安にしています。
よくあるご質問
Q.鍼は痛くないですか。鍼が苦手なのですが。
A.鍼が苦手な方には、鍼を使わない施術で対応しています。あん摩マッサージ指圧などの手技療法のみで進めますので、鍼が不安な方もご相談ください。
Q.初めてですが、初診料はかかりますか。
A.初診料は2,200円ですが、ホームページをご覧になった方は無料です。WEB予約・LINE予約からお申し込みいただくか、お電話の際に「ホームページを見た」とお伝えください。
Q.どんな服装で行けばいいですか。
A.施術着をご用意していますので、どんな服装でお越しいただいても構いません。ご自身の施術着をお持ちいただくこともできます。着替えるスペースもございますので、ご安心ください。
Q.子どもでも受けられますか。
A.はい。お子さまでも受けられる、やさしい刺激で行っています。お子さまにも分かりやすいセルフケアをお伝えしていますので、親子そろってお受けいただくこともできます。
Q.施術時間はどれくらいですか。
A.30分・60分・90分からお選びいただけます。お体の状態とご希望をうかがったうえで、お時間とご予算に合う内容をご提案します。
Q.保険は使えますか。
A.健康保険を使った施術は行っておりません。ただし、福岡市の国民健康保険・後期高齢者医療にご加入の方は、福岡市の「はり・きゅう受療証」(はり・きゅう費の助成制度)をご利用いただけます。詳しくは当院までお問い合わせいただくか、お住まいの区役所にお尋ねください。なお、交通事故によるおけがの施術については、柔道整復師として自賠責保険での対応が可能です。
福岡市はりきゅう受療証について →
交通事故・むち打ちの施術について →
お時間の選び方
| 30分 | ご高齢の方、お子さま、痛む部位・気になる部位が少ない方に |
|---|---|
| 60分 | 施術する部位が多い方、全身を診る方に。自律神経失調症の方にも、60分の全身調整をおすすめしています |
| 90分 | 定期的なケアの方、しっかり時間をかけたい方、より深くリラックスしたい方に |
迷われる場合は、ご相談いただければお体の状態に合わせてご提案します。
ご予約・アクセス
鍼・マッサージ 吉村治療院
〒810-0022 福岡県福岡市中央区薬院2丁目14-21 フィット薬院 301
大正通り沿い、バス停「薬院二丁目」の目の前/地下鉄七隈線「薬院大通駅」1番出口から徒歩5分
平日 10:00〜19:00/土 9:00〜17:00|水・日休診|完全予約制
ご希望のお時間は埋まりやすいため、お早めのご予約をおすすめしております。
このページを書いた施術者
院長
吉村 大樹
臨床の現場に立って24年、開業して12年。箱崎、赤坂と治療院を構え、2026年1月より福岡市中央区薬院に移転しました。すべての施術を院長が直接担当しています。
保有国家資格:柔道整復師/はり師/きゅう師/あん摩マッサージ指圧師
日本線維筋痛症・慢性痛学会 診療ネットワーク参加施設(福岡県内唯一の鍼灸院)