肩こりと呼吸の関係|揉んでも戻る肩こりを、酸素と栄養から考える【福岡市薬院の鍼灸整骨院】
今回は、肩こりと呼吸の関係について書きました。
「揉んでもすぐ戻る肩こり」「鍼や整体を受けても、変化を感じにくい」という方に向けて、筋肉のこりと呼吸のつながりを、血流という視点から掘り下げています。
慢性的な肩こり・腰痛でお悩みの方は、読んでみてください。
筋肉が硬い状態は、血流が悪い状態です
こりの正体は、血の巡りの問題でもあります。
筋肉が硬くなっている状態は、そこへの血流が悪くなっている状態でもあると、私は考えています。血液が運んでいるのは、酸素と栄養素です。
酸素と栄養が届かないと、筋肉は硬くなり、劣化していきます
柔軟性を保つにも、材料が要ります。
酸素が足りなければ、筋肉は柔軟性を欠いて硬くなります。栄養が届かなければ、筋肉は少しずつ劣化していきます。こりをほぐしても、この材料が届く状態をつくらなければ、また同じところに戻ってしまうと、私は考えています。
こうした状態の方には、「呼吸が浅い」という共通点があります
呼吸が浅いと、酸素が筋肉まで届きません。
慢性的な肩こり・腰痛で来られる方を診ていると、呼吸が浅い方が多いと感じています。呼吸が浅いと、取り込める酸素の量そのものが減り、筋肉まで酸素の供給が追いつかなくなります。
筋肉のこりと呼吸は、無関係ではないと、私は考えています。
凝っているところをほぐすだけで、終わらせず
当院が呼吸にもアプローチする理由です。
当院では、肩こりの治療で来られた方にも、呼吸がしやすくなる「按腹」や「胸郭へのアプローチ」を行っています。凝っている場所をほぐすだけでは、血流の問題、そして呼吸の問題が残ったままになってしまうことがあると、考えているからです。
ご自身でできること
今日、ご自身の呼吸が浅くなっていないか、一度意識を向けてみてください。デスクワークやスマホを見ているとき、肩が上がったまま呼吸が止まりがちな方は少なくありません。
ただし
同じ肩こり・腰痛でも、背景は人によって違います。血流や呼吸だけでなく、姿勢や生活習慣など、他の要因が関わっていることもあります。
鍼灸院や整体院で施術を受けても、凝っているところを揉んだり押したり鍼をするだけで症状が一向に変わらない場合、呼吸という角度からアプローチしてみるのも一つだと、私は考えています。呼吸をメインに診てもらえるところに、体を預けてみるのも一つの選択肢ではないでしょうか。
肩や腰のこりでお困りの方は、ご相談ください。
※今週の臨床の振り返りより(2026年10月 第4週)
この記事を書いた人
吉村 大樹(よしむら だいき)
はり・マッサージ 吉村治療院 院長
業界歴24年、開業12年。4つの国家資格を持ち、施術はすべて院長が担当しています。日本線維筋痛症・慢性痛学会の会員。
「痛みや不調には、必ず理由がある」という考えのもと、触れて探し、鍼で届け、姿勢と体の使い方で整えることを大切にしています。