妊活と栄養の関係

妊活と栄養の関係

― まずは体をつくる「材料」から整える ―

妊活というと、ホルモンバランスや年齢、卵子の質などが注目されることが多くあります。
もちろんそれらも大切な要素ですが、当院では その前提となる「体の土台」 を何より重視しています。

体は、日々の食事によって作られています。
妊娠を目指す体も例外ではありません。

このページでは、
妊活を「結果」だけで考えるのではなく、
体を整える過程として捉え、
栄養、とくにタンパク質の重要性についてお伝えします。


妊活サプリの前に見直してほしい視点

現在、市場では多くの妊活サプリが販売されており、
葉酸・亜鉛・鉄・マカなど、特定の栄養素が注目されています。

不足している栄養素を補うこと自体は、とても大切な考え方です。
しかし臨床の現場で感じるのは、
それらが働くための「土台」が抜け落ちているケースが少なくない ということです。


まずはタンパク質という「ベース」

ホルモン、血液、卵子、子宮内膜。
これらはすべて 細胞 でできています。

そして、その細胞を作る材料となるのが タンパク質 です。

「プロテイン(Protein)」という言葉は、
ギリシャ語の プロテウス(Proteus)=第一なるもの に由来します。

語源が示す通り、
タンパク質は体を作るうえで最も基本となる栄養素です。

どれほどビタミンやミネラルを補っても、
体を作る材料そのものが不足していれば、
本来の働きを十分に発揮することは難しくなります。

妊活においても、
まずは体を作る材料を満たすこと が大切だと考えています。


鍼治療と栄養で「体を整える」という考え方

当院では、妊活そのものを目的とした治療は行っていません。
しかし、体を整えることが結果的にさまざまな不調の改善につながるケースを、
臨床の中で数多く見てきました。

鍼治療は、血流や神経の働きを整え、
体が本来持っている回復力を引き出すことを目的としています。

そこに、体を作る材料となる栄養が加わることで、
回復の土台が整っていくと考えています。


忘れられない一人の女性のエピソード

先ほども述べましたが、当院では、不妊治療そのものは行っていません。

以前、多発性円形脱毛症でお悩みの女性を、
鍼治療と栄養(プロテイン)を通してサポートさせていただいたことがあります。

その方は、並行して医療機関で不妊治療を受けていましたが、
なかなか結果が出ない状況が続いていました。

髪のために始めた鍼治療と栄養サポートを約1年ほど継続される中で、
少しずつ髪は回復していきました。

そしてその後、
妊娠・出産という知らせをいただいたのです。
40代前半での初産でした。

鍼治療(+インナーケア)と妊娠との因果関係を断定することはできません。
しかし、髪のために始めたケアが結果として体全体を整え、
自然が本来持っている力を引き出したのではないか。
そばで見てきた治療家として、今でも忘れられない出来事です。


妊娠後・産後にも必要な「栄養」という視点

妊活は、妊娠がゴールではありません。
出産後も、女性の体には大きな負担がかかります。

産後のリカバリー

出産後の体は、
ホルモンバランスの急激な変化や睡眠不足などにより、
回復に多くのエネルギーを必要とします。

授乳と栄養

授乳は、母親の体から赤ちゃんへ栄養を分けている状態です。
母乳の材料もまた、タンパク質やミネラルなどの栄養から作られています。

産後うつと栄養不足

産後うつについてはさまざまな要因が考えられていますが、
その一つとして 鉄やタンパク質不足などの栄養状態 が関与する可能性も指摘されています。

妊活から産後まで、
体を作る材料を満たしておくことは、
女性の体を長い目で支える土台になると考えています。


妊活は「体を整える期間」

妊活は、特別なことを足す期間ではなく、
体を本来の状態に整えていく期間 なのかもしれません。

まずは、体を作る材料を満たすこと。
その上で、体が持っている力を信じて整えていく。

当院では、そんな視点を大切にしています。

当院では、体を整えるためには血流や神経へのアプローチだけでなく、
体を作る材料となる栄養も大切だと考えています。

その考え方の延長として、
治療院の視点をもとに設計した「MINAMOTOプロテイン」を必要に応じてご案内することもあります。