痛み止めを飲み続けていると、筋肉が硬くなる?

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痛み止めを飲み続けていると、筋肉が硬くなる?

〜マグネシウム・カルシウムの視点から〜

こんにちは、吉村治療院の鍼灸師・吉村です。

日々、さまざまな症状を抱えて来院される方の施術をしている中で、気になる共通点があります。

それは、「長期間、痛み止めを服用している方ほど、筋肉のコリ(筋緊張)が非常に強い傾向にある」ということです。

もちろん、個人差はありますが、慢性的に鎮痛剤を使っている方の多くは、全身的に筋肉が硬く、触れると表層から深層まで緊張していることが少なくありません。

なぜ痛み止めを飲むと筋肉が硬くなるのか?

これは、いくつかの要因が考えられます。

 

1.薬の副作用の影響

痛み止め(特にNSAIDs:非ステロイド性抗炎症薬)は、痛みを和らげる一方で、血流を抑制したり、腎機能に負担をかけたりする副作用があります。

その結果、筋肉や筋膜、末梢組織の循環が悪くなり、コリや緊張が抜けにくくなる可能性があります。

2.ミネラルバランスの乱れ(マグネシウム・カルシウム不足)

もうひとつ注目したいのが、「マグネシウム」「カルシウム」といったミネラルの不足です。

これらのミネラルは、筋肉や神経の働きに深く関わっており、不足すると筋肉が過剰に緊張したり、つりやすくなったりします。

マグネシウム・カルシウムの働きとは?

● マグネシウム(Mg)の働き

  • 筋肉の弛緩(リラックス)をサポート
  • 神経の興奮を抑える
  • 酵素反応やエネルギー代謝を助ける

マグネシウムが不足すると、筋肉のけいれんや硬直、不安感や睡眠障害を引き起こすことがあります。

● カルシウム(Ca)の働き

  • 筋肉の収縮を助ける
  • 神経伝達に関与
  • 骨の健康を維持

カルシウムは、筋肉を「動かす(収縮させる)」役割。

そしてマグネシウムは、その筋肉を「ゆるめる(弛緩させる)」役割があります。

この2つのミネラルは、バランスがとても大切。

どちらかが多すぎたり少なすぎたりすると、筋肉の機能が乱れ、コリや違和感の原因になることもあります。

マグネシウム補給におすすめのサプリメント

日々の食事から十分なミネラルを摂るのが理想ですが、現代の食生活ではマグネシウムが不足しがちです。

特に筋肉のこわばりや睡眠の質が気になる方は、サプリメントでの補給も選択肢のひとつです。

私が個人的におすすめしているのが、こちらの高品質マグネシウムサプリメントです。

吸収率の良いクエン酸マグネシウムを使用しており、安心して取り入れていただけます。

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「筋肉のコリがなかなか取れない」「夜中によく足がつる」「なんとなくイライラする」という方は、ぜひ一度試してみてください。

ご自宅でできるマグネシウム温浴法〜エプソムソルト入浴〜

実は、マグネシウムは経皮吸収(皮膚から吸収)することもできます。

その方法として昔から使われているのが、エプソムソルト入浴です。

エプソムソルトとは、「硫酸マグネシウム」という成分でできた入浴剤のこと。

湯船に入れることで皮膚からマグネシウムを吸収し、筋肉のこわばりをやわらげたり、リラックス効果を高めたりする働きがあります。

特にこんな方におすすめです:

  • 筋肉のハリ・緊張がなかなか抜けない
  • 疲れが溜まっていて、眠りが浅い
  • お風呂でしっかりリラックスしたい

私が実際に使用しておすすめしているエプソムソルトはこちらです👇

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使い方は簡単

浴槽に150〜200g程度(お好みで調整)のエプソムソルトを入れて、15〜20分ゆっくり入浴するだけ。

身体の芯から温まり、入浴後は不思議と筋肉が軽く感じられるはずです。

このように「内から(サプリ)」「外から(温浴)」の両面からマグネシウムを取り入れることで、より効率よく筋肉の緊張をほぐし、回復力を高めていくことができます。

心身のメンテナンスとして、ぜひご自宅でも取り入れてみてください。

鍼灸」で期待できるアプローチ

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鍼灸には、血流を促進し、筋肉の緊張をやわらげる働きがあります。

加えて、自律神経のバランスを整える作用もあるため、薬に頼らない「自然な回復力」を引き出すサポートが可能です。

また、鍼灸の視点では、ミネラル不足による「虚(きょ)」の状態や、薬の過剰摂取による「実(じつ)」の状態も体の中で読み取り、適切なツボでバランスをとっていきます。

まとめ

  • 長期的な痛み止めの使用は、筋肉のコリを悪化させる可能性がある
  • マグネシウムやカルシウムなどのミネラル不足も、筋緊張に関係している
  • 鍼灸では自然なアプローチで筋緊張や体のバランスを整えることが可能

「いつまで薬を飲み続ければいいのか?」と不安を抱えている方、

「最近、どこに行っても筋肉の緊張がとれない」という方は、

一度、東洋医学の視点でご自身の体を見直してみることをおすすめします。

ご相談・ご予約は、福岡市中央区の鍼・マッサージ 吉村治療院まで。

お一人おひとりに合った施術で、根本からの改善を目指します。

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