慢性腰痛と栄養の関係
― 身体を支える「材料」は足りていますか?
「検査では異常がない」
「マッサージを受けると楽になるが、すぐ戻る」
「年齢のせいと言われた」
慢性腰痛でお悩みの方の多くが、こうした経験をされています。
当院では、慢性腰痛を
筋肉・関節・姿勢だけの問題としては捉えていません。
もう一つ大切にしている視点が、
身体をつくり、修復し、支えるための“材料”=栄養です。
慢性腰痛は「使いすぎ」だけで起こるわけではありません
腰は日常生活の中で、
- 上半身の重さを支える
- 動作時の衝撃を受け止める
- 姿勢の崩れを補正する
といった役割を、常に担っています。
本来であれば、
筋肉・靭帯・関節が協力して負担を分散します。
しかし、
回復や修復の材料が不足している状態では、
負担が蓄積しやすく、痛みが慢性化しやすくなります。
腰を支える組織の多くは「タンパク質」でできています
慢性腰痛に関わる組織の主成分は、ほとんどがタンパク質です。
- 筋肉
- 腱・靭帯
- 関節を安定させる支持組織
- 椎間板を構成する線維
これらは日々、
壊れては修復されることを繰り返しています。
タンパク質が不足すると、
- 修復が追いつかない
- 筋力が低下する
- 姿勢を支える力が落ちる
といった状態が起こりやすくなります。
筋肉が硬い人ほど、回復に必要な栄養が不足しているケースがあります
慢性腰痛の方を診ていると、
筋肉が強く緊張し、硬くなっているケースが多く見られます。
筋肉は使われることで微細な損傷を受け、
修復されることで柔軟性と機能を保ちます。
この修復に欠かせないのが、
- タンパク質(筋肉そのものの材料)
- ビタミンC(修復反応・コラーゲン生成に必要)
です。
タンパク質を摂っていても、うまく機能しないケース
「お肉はしっかり食べています」
という方でも、筋肉が硬いまま改善しにくいケースがあります。
その多くは、
- 加工食品中心の食生活
- 外食・コンビニ食が多い
- 野菜や海藻類が少ない
といった、ビタミン・ミネラル不足が背景にあります。
タンパク質は
ビタミン・ミネラルがあって初めてうまく使われる栄養素です。
補助栄養素が不足すると、
修復がスムーズに進まなくなります。
アルコール・喫煙は筋肉にとって大敵
慢性腰痛が長引いている方には、
- 毎日の飲酒
- 喫煙習慣
が見られることも少なくありません。
アルコールは分解のために肝臓へ血液が集まり、
筋肉への回復が後回しになります。
喫煙は末梢血管を収縮させ、
筋肉を酸欠に近い状態にします。
こうした状態では、
どれだけ施術を行っても
筋肉が修復されにくくなってしまいます。
「足し算」だけでなく「引き算」も大切です
慢性腰痛の改善では、
- 施術
- 栄養
といった「足し算」だけでなく、
- 体に負担をかけている習慣を減らす
- 回復を妨げている行動に気づく
という引き算の視点も重要です。
実際、
加工食品中心・喫煙・毎日の飲酒が重なっている方の筋肉は、
共通して硬くなっていることが多く見られます。
当院の考え方|施術 × 姿勢 × 栄養
当院では慢性腰痛に対し、
- 筋肉・関節への施術
- 姿勢・体の使い方の見直し
- 栄養状態を考慮したアドバイス
を組み合わせて考えています。
どれか一つではなく、
重なり合って初めて、回復しやすい身体の状態が整うと考えています。
栄養は「治すもの」ではなく、整える土台です
栄養を摂ったからといって、
すぐに腰痛が消えるわけではありません。
しかし、
- 回復しやすい体
- 施術効果が定着しやすい体
- 姿勢を支えられる体
をつくるための土台になります。
慢性腰痛でお悩みの方ほど、
「外から整えること」と同時に
「内側の状態」にも目を向けてみてください。
まとめ
- 慢性腰痛は使いすぎだけが原因ではない
- 腰を支える組織の多くはタンパク質でできている
- 栄養不足は回復力の低下として現れる
- 施術・姿勢・栄養を組み合わせることが大切
※本ページは特定の効果効能を保証するものではありません。
症状や体調により適切な対応は異なります。
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※当院では、施術だけでなく「体をつくる材料=栄養」という視点も大切にしています。