慢性腰痛でお悩みの方へ– 慢性腰痛|長引く腰の痛みと骨盤の傾き|福岡市薬院の鍼灸院 –

福岡市中央区薬院|鍼・マッサージ 吉村治療院

腰の痛みが長引く方へ|
腰椎には、肋骨がありません

今回は、長引く腰の痛みについてまとめました。

「レントゲンでは異常なし」と言われたのに、痛みが続いている。マッサージを受けても、数日で戻ってしまう。

なぜそうなるのかを、腰椎という骨の構造から掘り下げています。とくに「肋骨がない」という特徴が、この話の中心です。

長く腰の痛みを抱えている方は、ぜひ読んでみてください。

背骨のうち、胸の高さの骨は肋骨に囲まれて守られています。ところが腰の骨には、肋骨がありません。支えているのは、腰椎そのものと、そのまわりの筋肉だけです。

だから腰は、筋肉の疲れ具合で状態が変わります。「レントゲンでは異常なし」と言われた痛みが続くとき、私はまずそこを疑います。

こんなお悩みはありませんか

  • レントゲンやMRIでは異常なしと言われたが、痛みが続いている
  • マッサージを受けても、数日でもとに戻ってしまう
  • 朝起きたときが一番つらい/夕方になると重くなる
  • 長く座っていると痛む。立ち上がるときに伸びない
  • お尻から足にかけて、だるさやしびれがある
  • ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症と診断されている
  • 年齢のせいだと言われて、そのままになっている

これらはばらばらの症状に見えて、たどっていくと同じ場所に行き着くことがあります。その話を、体の構造からご説明します。

「レントゲンでは異常なし」と言われた腰痛について

その言葉は、間違っていません。

レントゲンやMRIは、骨や椎間板の形を見るための検査です。そこに異常がないということは、大きな問題が除外できたという大切な情報です。

ただ、筋肉の硬さは、画像には写りません。腰椎を支えているのが筋肉である以上、画像で異常が見つからない痛みがあっても不思議ではないのです。

整形外科では、こうした筋・筋膜からくる腰痛に対して、手技療法や鍼治療が行われることはあまりありません。「骨に異常はないので、様子を見ましょう」と言われた腰の痛みは、鍼灸師として私がもっとも力を発揮できる領域だと考えています。

なぜ「腰」なのか。背中は痛くならないのに

骨の構造そのものに、理由があります。

背骨は、首の骨(頸椎)7個、胸の骨(胸椎)12個、腰の骨(腰椎)5個で成り立っています。このうち胸椎には、12対の肋骨がつながっています。前で胸骨と合わさり、鳥かごのような形をつくっています。

だから胸椎は、骨の構造そのものが安定しています。

脊柱と骨盤の解剖図。胸椎には肋骨がつながり鳥かご状の胸郭を作っているが、腰椎5個には肋骨がなく、腰椎と周りの筋肉だけで支えていることを示した図。

ところが、腰椎には肋骨がありません。

腰椎を支えているのは、腰椎そのものと、そのまわりの筋肉だけです。骨に囲まれているのは、神経が通る脊柱管だけ。あとは全周が筋肉です。

つまり腰は、筋肉の疲労の度合いによって、コンディションが変わる場所だということです。背中より腰のほうが痛くなりやすいのは、根性や年齢の問題ではなく、構造の違いです。

腰椎のまわりを、筋肉がぐるりと囲んでいます

では、その「まわりの筋肉」とは何か。

腰の高さで体を輪切りにすると、こうなっています。

第3腰椎の高さの水平断面図。中央の腰椎と脊柱管を、背中側の脊柱起立筋・腰方形筋、前外側の大腰筋、側面の外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋、腹側の腹直筋が取り囲んでいることを示した図。

背中側

脊柱起立筋と腰方形筋。背骨の両脇を支える、大きな筋肉です。腰が痛いときに自分で押さえる場所が、ちょうどここにあたります。

お腹側と側面

腹直筋、そして側面には外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋が3層で重なっています。腰の骨は、背中側だけでなくお腹側からも支えられています。

腰椎のすぐ前

大腰筋。腰椎から始まって、骨盤の中を通り、太ももの骨につながる筋肉です。体の深いところにあるため、外から押しても届きにくい場所です。

この図を見ていただくと、「腰だけを診る」ことに無理があるのがお分かりいただけると思います。腰椎を囲んでいるのは、背中の筋肉だけではありません。

腰椎は、不安定さと隣り合わせにあります

診断名がついている場合も、背景は同じ線の上にあります。

肋骨に守られていないという構造は、動きやすさと引き換えに、不安定さを抱えているということでもあります。

腰椎分離症

腰椎の構造そのものに繰り返し負担がかかって起こります。成長期のスポーツで見つかることが多い症状です。

腰椎すべり症

分離症から進む場合のほか、腹圧が下がってお腹が前に出ることで、腰椎が前方に滑っていくこともあります。お腹の支えが弱くなると、腰の骨は前へ押し出されるかたちになります。

だから当院では、腰痛の方でもお腹を診ます。

腹圧、大腰筋、腹横筋、腹直筋。背中側だけを緩めても、支えの一方が抜けたままでは戻ってしまうと考えているからです。

院に入ってこられた時から、もう見ています

ベッドに寝ていただく前に、分かることがあります。

立ち方、歩き方、椅子への座り方。問診で向かい合ってお話をうかがっている間も、体全体を見ています。

立ち姿で見ているもの

  • 体の中心の軸と、重心の軸がずれていないか
  • 頭の位置。耳たぶと肩の先(肩峰)の位置関係
  • 骨盤が後ろに倒れていないか
  • 背中が丸くなっていないか

次に、動いていただきます。前に曲げる、体をひねる。どの動きで痛みが出るか、どこまで動くか。

そこから、動きを止めているのはどの筋肉か。痛みが出る瞬間に縮んでいるのはどこで、引き伸ばされているのはどこか。ある程度の見当をつけてから、ベッドに上がっていただきます。

いきなり腰は触りません

手は、押す道具であると同時にセンサーだからです。

うつ伏せになっていただいたあと、最初に痛むところを押すことはしません。体全体を、あん摩マッサージ指圧の手技でいう軽擦(けいさつ)から始めます。軽くさするだけの動きです。

手は、力を加える道具であると同時に、感覚を読み取るセンサーでもあります。

センサーにいきなり力を入れてしまうと、センサーのほうが潰れてしまう。だからまず、柔らかい手で触れて、情報をもらいます。

うつ伏せの背中に両手を当てている施術の様子。強く押さず、軽く触れて皮膚と筋膜の状態を確かめている。
まず柔らかく触れて、皮膚と筋膜の状態を読み取ります

軽擦で確かめているのは、皮膚の緊張と、筋膜の緊張です。そこから少しずつ手を沈めていきます。

それに、最初に触れる手の感じは、そのあとの時間を決めてしまいます。私自身、施術を受けるときは柔らかい手のほうが好きです。冷たい手や硬い手だと、受けている側も体をこわばらせてしまう。心も体も力が抜けて、任せていただける状態をつくること。それも施術の一部だと思っています。

背骨は、本来たわみます

腰を診に来られた方の、胸の骨を確かめる理由。

背骨は、頸椎7個・胸椎12個・腰椎5個、合わせて24個の骨が積み重なってできています。ひとつの棒ではありません。

ですから背中に手を置いて、ゆっくり沈み込ませていくと、本来はぐーっとたわみます。クッションのような弾力があるのです。

ところが、腰痛のある方は、胸椎が硬くなっていることが少なくありません。

自律神経の不調を訴える方にも、同じ傾向があります。胸が動かないぶん、腰が余計に動かされている——そういう見方をしています。

股関節は、車でいうサスペンションです

腰痛の方は、股関節が硬い方がとても多いのです。

歩くたび、立ち上がるたび、体には衝撃が加わります。それを吸収しているのが股関節です。車でいえば、サスペンションの役割。

施術では、そのサスペンションの働きがどれだけ残っているかを確かめます。

施術室に置いている骨盤・脊柱・足部の模型。腰椎と骨盤、足の骨のつながりが分かる
施術室に置いている骨盤・脊柱・足の模型です。地面からの衝撃がどこを通って腰まで届くのか、言葉だけでは伝わりにくいので、模型をお見せしながらご説明しています。

サスペンションが利かなくなれば、衝撃はそのまま上へ抜けていきます。

その行き先が、肋骨に守られていない腰です。股関節が硬い方の腰が痛むのは、偶然ではありません。

お尻の筋肉が、骨盤と座面のあいだで座布団になっています

座り方が、股関節を固くしていきます。

椅子に浅く腰かけて、背もたれに寄りかかる。骨盤が後ろに倒れた姿勢です。このとき何が起きているか。

お尻の筋肉(殿筋)が、骨盤と座面のあいだにはさまって、座布団の代わりになっています。体重に押しつぶされたまま、何時間も過ごすことになります。

押されつづけた筋肉は硬くなります。そして——

  1. 殿筋が硬くなる
  2. 股関節の動きが悪くなる
  3. 骨盤が後ろに倒れた形で固まる
  4. また殿筋が押しつぶされる(1に戻る)

この輪から抜け出さないかぎり、腰だけを緩めても同じところに戻ります。

頭が前に出ると、骨盤は必ず後ろに倒れます

腰痛と姿勢は、別の話ではありません。

ストレートネックの方は、頭が体より前に出ています。頭は体重の約1割を占める重さです。前に突き出た重りを支えるために、体はどこかで釣り合いを取らなければなりません。

そのとき起きるのが、骨盤を後ろに倒すという調整です。上が前に出たぶん、下を後ろに送る。体は無意識にそれをやっています。

ですから、猫背・ストレートネックと、腰の痛みは、一本の線でつながっています。どちらが先かは、鶏が先か卵が先かのような話になります。

座った姿勢の方の骨盤に手を当てて、姿勢を確認している様子。
骨盤の向きと頭の位置の関係を、実際に触れながら確認します

当院ではまず、腰痛として骨盤まわりの調整から入ります。多くの方はここで変化が出ます。

それでも戻ってしまう方には、頭の位置そのものを見直していく必要があります。そこから先は、姿勢の話になります。

最初のマッサージは、データ収集です

緩めるためだけに行っているのではありません。

当院では、先にマッサージで体全体の緊張を緩めます。ただ、これは準備運動ではありません。この時間に、その方の体の状態を読み取っています。

どこが硬いか。どこが冷えているか。押したときに沈むか、跳ね返すか。手から入ってくる情報をもとに、そのあとの組み立てを決めます。

どの筋肉に鍼を打つか。どの太さの鍼を使うか。どの深さまで届かせるか。それは、触ってみるまで決まりません。

鍼を打つ場所

腰だけではありません。殿部(お尻)を中心に、腰部、胸椎まわり、首、必要であれば足まで。体全体を通して診ていきます。

うつ伏せの方の腰から背中にかけて鍼を打っている施術の様子。
硬さの質に合わせて、鍼の太さと深さを変えます

お腹へのアプローチ

仰向けになっていただき、お腹にも鍼をします。ただし深いところにある大腰筋には、鍼ではなく手技で届かせます。手のひらでお腹に触れていく「按腹(あんぷく)」という方法です。

仰向けの方のお腹に手のひらを当てている按腹の様子。
按腹。深いところにある大腰筋には、手のひらで届かせます

電気治療(パルス)を併用することもあります

本当に凝り固まってしまった筋肉には、電気治療を組み合わせます。パルス、筋パルスとも呼ばれる方法です。手や鍼だけでは動かしきれない深い硬さに対して使います。

関節を動かしながら

股関節、膝、足首。実際に動かしながら、引っかかるところがないかを確かめつつ鍼を進めます。動かないまま診るのと、動かして診るのとでは、見えるものが違います。

鍼の使い分け

  • 置鍼(ちしん)……打ったまま、しばらく置いておきます
  • 単刺(たんし)・速刺速抜(そくし そくばつ)……狙った一点に刺して、そのまま抜きます

硬さの質と、その方が刺激をどう受け取るかで選び分けます。鍼が苦手な方には、手技だけで進めることもできます。

通う回数について

慢性の腰痛なら、3か月で8回が一つの目安です。

3か月で8回

長く続いている腰の痛みの場合、まずはこのくらいのペースをおすすめしています。はじめのうちは間隔を詰めて、徐々に空けていく形です。

この期間で卒業される方もいらっしゃいますし、そのまま続けられる方もいらっしゃいます。

また、3か月を待たずに痛みが落ち着いて、残りの回数をメンテナンスに切り替えられる方もいらっしゃいます。8回という数字は「必ず8回通ってください」という意味ではなく、体が変わっていくのに必要な期間と回数の目安です。これは腰の痛みにかぎらず、長く続いている症状に共通する考え方としてお伝えしています。

落ち着いてきたら、1か月に1回、2か月に1回といったメンテナンスのペースをおすすめしています。

なぜ、間隔を詰める必要があるのか

体には恒常性(こうじょうせい)の維持機能があります。同じ状態を保とうとする働きです。

やっかいなのは、それが「いい状態」か「悪い状態」かを、体は区別しないということです。

体が守ろうとするのは、慣れ親しんだ状態のほうです。ですから、施術を1回や2回受けただけでは、必ず戻りがあります。

その戻りを少しずつ減らしながら、3歩進んで2歩下がる——それを繰り返して、ゆるやかに体を変えていく。これが慢性の症状に対するセオリーだと考えています。

同じ10回でも、1年かけての10回と、3か月での10回では、体の変わり方がまったく違います。間隔が空くほど、慣れ親しんだ状態へ引き戻される力が大きくなるからです。

ですから、1回で治してほしいという方には、当院は向いていないかもしれません。

正直に申し上げます。長く続いた症状ほど、体はその状態に慣れています。そこを見込んだうえで、一緒に進めていける方に来ていただきたいと思っています。

当院から強引に予約をお取りすることはありません。お仕事、学校、ご家庭。それぞれの生活のリズムがあります。無理を申し上げるつもりはありません。そのうえで、本当に良くなりたいと思われるなら、ご自身の体を優先したスケジュールを組んでいただきたい——そうお伝えしています。

開業以来、月に1回のペースで10年以上お越しくださっている方もいらっしゃいます。

その方たちに「通い続けてください」と申し上げたことは、一度もありません。

体を預けられる場所として、気がついたら続いていた。そういう関わり方ができるのが、いちばんうれしいと思っています。

ご自宅でできること

一度に全部はお伝えしません。

初回でセルフケアを詰め込むことはしていません。一度にすべてお話しすると、大事なことがぼやけて、結局どれも残らないからです。2回目から、1つか2つずつ。それを続けていきます。

座り方

一日のうちで、いちばん長く取っている姿勢です。ここが変わると、お尻が座布団になる時間が減ります。

骨盤の動かし方

実際にやっていただくと、「骨盤ってこうやって動くんですね」と驚かれる方がほとんどです。そもそも動かしたことがない、という方が大半なのです。

ストレッチと、足指の運動

どこを、どの向きに、どこまで。「何に効かせているのか」が分かる形でお伝えします。

体の使い方

続けて通ってくださる方には、必ずここまでお伝えします。立ち方、しゃがみ方、物の持ち方。ここが変わらないと、また戻ってしまうからです。

お風呂は「湯治」です

湯船に浸かっている方かどうかは、体を触ると分かります。

湯治(とうじ)という言葉が昔からあります。お湯に浸かって治す、という意味です。特別な温泉地に行かなくても、毎日の入浴を「湯治」だと思って過ごしていただきたいと思っています。

湯船に浸かっている方と、シャワーだけの方。触ると分かります。

そして、回復のスピードがまったく違います。これは実感として、はっきりあります。

当院に来て鍼やマッサージを受けることだけが、治療ではありません。

湯船に浸かる。お酒を控える。早く寝る。軽く歩く。体重を整える。どれも立派な「養生」です。養生は、治療でもあり、予防でもあります。痛みだけに目を向けるのではなく、ご自身にできることへ視野を広げていただきたい。そのお手伝いをしたいと思っています。

そういう意味では、私は治療する人というより、コーチやカウンセラーに近いのかもしれません。

鍼で、すべての腰痛が治るとは考えていません

見極めと線引きが、いちばん大事だと思っています。

腰の痛みは、腰以外のところから出ていることがあります。内臓の疾患。がんの骨への転移。こうしたものも、腰の痛みとして現れます。

実際にあったこと

腰の痛みでお越しになった女性の方で、全体を拝見していてお腹の張り方が気になったことがありました。お尋ねしたところ、以前に婦人科で診断を受けたきり、お忙しくて受診が途切れているとのことでした。

このときは腰への施術は最小限にとどめ、先に婦人科を受診していただきました。

長く続く頑固な腰の痛みほど、いろいろな角度から見ていただく必要があります。

必要だと判断した場合は、その旨をはっきりお伝えし、医療機関の受診をおすすめします。セカンドオピニオンを取っていただくことも、とても大切だと考えています。

医療機関にかかっていただきたい場合

次のような場合は、先に受診をお願いしています。

  • 足に力が入らない、つまずく、足首が持ち上がらない
  • 排尿・排便のしにくさや、感覚の異常がある
  • 安静にしていても痛む、夜間に痛みで目が覚める
  • 発熱を伴っている
  • 体重が理由なく減っている
  • 転倒や事故のあとに、強い痛みが出た
  • がんの治療歴がある

これらは鍼灸・手技で様子を見てよい状態ではない可能性があります。判断に迷われる場合も、遠慮なくご相談ください。受診をおすすめすることも、私の仕事の一部です。

腰の症状別に、詳しくご説明しています

当てはまるものからお読みください。

痛むタイミング・場面から

診断名がついている方へ

来られた方から、よくいただく言葉

効果の保証はできません。ただ、こういうお声はよくいただきます。

「どこが原因で、なぜそこが痛むのかを、初めて具体的に説明してもらった」

「ストレッチを教わったことはあったけれど、どこにどう効かせるのかまで教わったのは初めてだった」

「骨盤がこんなふうに動くことを知らなかった」

施術の効果には個人差があり、お約束できるものではありません。ただ、ご自身の体に何が起きているかを分かったうえで帰っていただくことは、毎回心がけています。

実際にお寄せいただいた口コミは、下記でご覧いただけます。

腰の痛みについて、よくいただくご質問

Q.レントゲンで異常なしと言われました。それでも診てもらえますか。

A.はい。むしろ、そういう方が多く来られます。レントゲンやMRIは骨や椎間板の形を見る検査で、筋肉の硬さは写りません。腰椎を支えているのは筋肉ですから、画像で異常が見つからない痛みがあっても不思議ではありません。「異常なし」は、大きな問題が除外できたという大切な情報です。

Q.ヘルニアと診断されています。鍼で変わりますか。

A.診断を否定することはありません。そのうえで当院は、その周囲で過度に働いている筋肉に手を入れます。画像上の変化そのものを鍼が変えるわけではありませんが、負担のかかり方が変われば、体の感じ方も変わることがあります。症状の消失をお約束するものではありません。足に力が入らないなどの症状がある場合は、先に医療機関でお調べください。

Q.腰が痛いのに、なぜお腹を触るのですか。

A.腰椎を支えているのは、背中側の筋肉だけではないからです。腹横筋・腹直筋といったお腹側の筋肉、そして腰椎のすぐ前にある大腰筋も、腰を支えています。腹圧が下がると腰椎が前に押し出される形になり、すべり症の背景にもなります。深いところにある大腰筋には鍼が届きにくいため、手技(按腹)でアプローチします。

Q.いきなり痛いところを押されるのが怖いのですが。

A.いきなり腰を押すことはしません。まず軽擦(けいさつ)という、軽くさする手技から始めます。手は力を加える道具であると同時に、感覚を読み取るセンサーでもあります。センサーにいきなり力を入れると、センサーのほうが潰れてしまうので、柔らかい手で触れて情報をもらうところから始めます。

Q.ぎっくり腰になった当日でも診てもらえますか。

A.お受けできる場合があります。ただし急性期は刺激量を抑え、無理に動かすことはしません。まずお電話かLINEで状態をお伝えください。動けないほどの痛み、足に力が入らない、しびれが強いといった場合は、先に医療機関の受診をおすすめすることがあります。

Q.何回くらい通えばよいですか。

A.長く続いている腰の痛みの場合、3か月で8回が一つの目安です。この期間で卒業される方もいれば、そのまま続けられる方も、途中で痛みが落ち着いて残りをメンテナンスに切り替えられる方もいらっしゃいます。落ち着いてきたら1〜2か月に1回のメンテナンスをおすすめしています。体には恒常性という「今の状態を保とうとする働き」があり、それは良い状態でも悪い状態でも同じです。ですから3歩進んで2歩下がるを繰り返しながら変えていきます。強引に予約をお取りすることはありません。

よくあるご質問

Q.鍼は痛くないですか。鍼が苦手なのですが。

A.鍼が苦手な方には、鍼を使わない施術で対応しています。あん摩マッサージ指圧などの手技療法のみで進めますので、鍼が不安な方もご相談ください。

Q.初めてですが、初診料はかかりますか。

A.初診料は2,200円ですが、ホームページをご覧になった方は無料です。WEB予約・LINE予約からお申し込みいただくか、お電話の際に「ホームページを見た」とお伝えください。

Q.どんな服装で行けばいいですか。

A.施術着をご用意していますので、どんな服装でお越しいただいても構いません。ご自身の施術着をお持ちいただくこともできます。着替えるスペースもございますので、ご安心ください。

Q.子どもでも受けられますか。

A.はい。お子さまでも受けられる、やさしい刺激で行っています。お子さまにも分かりやすいセルフケアをお伝えしていますので、親子そろってお受けいただくこともできます。

Q.施術時間はどれくらいですか。

A.30分・60分・90分からお選びいただけます。お体の状態とご希望をうかがったうえで、お時間とご予算に合う内容をご提案します。

Q.どんな資格をお持ちですか。整骨院ですか、鍼灸院ですか。

A.柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師、4つの国家資格を持っています。整骨院としての届け出も行っていますが、健康保険を使った施術は一切行っておらず、自由診療(自費)で運営しています。保険が適用されるのは、交通事故(自賠責保険)・労災によるお怪我に限られます。捻挫・打撲などの急性のお怪我であっても、それ以外の場合は自費施術としてご案内しています。

Q.保険は使えますか。

A.健康保険を使った施術は行っておりません。ただし、福岡市の国民健康保険・後期高齢者医療にご加入の方は、福岡市の「はり・きゅう受療証」(はり・きゅう費の助成制度)をご利用いただけます。詳しくは当院までお問い合わせいただくか、お住まいの区役所にお尋ねください。なお、交通事故によるおけがの施術については、柔道整復師として対応しております。
福岡市はりきゅう受療証について →
交通事故・むち打ちの施術について →

Q.継続治療はなぜ必要ですか?

A.人間の身体は急激な変化を好みません。長年かけて形成された不調は、一度の刺激で完全に変わるものではありません。一定期間、適切な外的刺激(鍼・手技)を重ねていくことで、筋緊張の正常化・関節の柔軟性向上・自律神経の正常化・姿勢の改善などが徐々に安定していきます。これが「体質が変わる」プロセスです。

お時間の選び方

30分ご高齢の方、お子さま、痛む部位・気になる部位が少ない方に
60分施術する部位が多い方、全身を診る方に。自律神経失調症の方にも、60分の全身調整をおすすめしています
90分定期的なケアの方、しっかり時間をかけたい方、より深くリラックスしたい方に

迷われる場合は、ご相談いただければお体の状態に合わせてご提案します。

ご予約について、正直なところ

早めのケアをおすすめしています。

ぎっくり腰など、急に痛みが出た場合も当日お受けできることがあります。ただしこれは、その時間に予約が空いていればという話です。

おかげさまで、ご希望のお時間にお取りしにくい状況が続いています。院長ひとりで、完全予約制でお受けしているためです。急なお痛みのときにお応えできないこともあります。

ですから、痛くなってから慌てて探すのではなく、早めのケアをしておいていただきたいと思っています。

当院は、治療だけをするところではありません。

体を整えることは、そのまま予防にもつながります。痛みを取ることと、また痛くならない体をつくることは、別々の作業ではありません。再発を防ぐところまで含めて体を診てほしい——そうお考えでしたら、ぜひ当院を候補に入れてください。

体を整えることは、贅沢ではありません

鍼やマッサージを、ぜいたく品のように感じておられる方は少なくありません。私は、そうは思っていません。

体のケアは、たしなみに近いものだと考えています。歯を磨くように、髪を整えるように。自分を大切にする、ということです。

そこに時間とお金をかけることは、健康への投資だと思っています。

日本では、病気を見つけるための検査にはお金をかけても、病気にならないための手入れにお金をかける習慣が、まだ少ないように感じます。

自分の体に手をかけることに意味がある——そう考えておられる方と、長くお付き合いしていきたいと思っています。

ご予約・アクセス

鍼・マッサージ 吉村治療院

〒810-0022 福岡県福岡市中央区薬院2丁目14-21 フィット薬院 301

大正通り沿い、カラオケコート・ダジュールの隣/バス停「薬院二丁目」の目の前
地下鉄七隈線「薬院大通駅」から徒歩5分/西鉄・地下鉄「薬院駅」から徒歩9分
月・火・木・金 10:00〜20:00/土 9:00〜18:00|水・日休診|完全予約制

ご希望のお時間は埋まりやすいため、お早めのご予約をおすすめしております。

このページを書いた施術者

院長 吉村大樹

院長

吉村 大樹

臨床の現場に立って24年、開業して12年。箱崎、赤坂と治療院を構え、2026年1月より福岡市中央区薬院に移転しました。すべての施術を院長が直接担当しています。

保有国家資格:柔道整復師/はり師/きゅう師/あん摩マッサージ指圧師

日本線維筋痛症・慢性痛学会 診療ネットワーク参加施設(福岡県内唯一の鍼灸院)

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