子どもの側弯症|福岡市中央区薬院の鍼灸院|吉村治療院
福岡市中央区薬院|鍼・マッサージ 吉村治療院
「経過観察」のあいだに、
できることがあります
側弯症とは、背骨が左右に曲がった状態をいいます。学校検診で発見されることも多く、特に成長期のお子様に見られることがあります。
福岡市中央区薬院の吉村治療院では、お子様の側弯症・姿勢のお悩みに対して、施術(マッサージ・整体)とセルフケア指導を組み合わせながら対応しています。
こんなお悩みはありませんか
- 学校検診で側弯症を指摘された
- 肩の高さ・背中の高さが左右で違う
- 姿勢が悪いと言われる、猫背が気になる
- スポーツ中の姿勢が気になる
- 成長期に悪化しないか不安、何をしたら良いのかわからない
一つでも当てはまる方、「経過観察と言われたけれど、このままで大丈夫なのか」と不安を抱えている保護者の方にこそ、読んでいただきたい内容です。
こんなお子様は、側弯症になりやすいかもしれません
側弯症には、なりやすいお子様に共通した特徴があります。親御さんから「うちの子のことだ」と感じていただけるものがあれば、ぜひ最後までお読みください。
- どちらかというと女の子に多い
- インドアで運動が苦手
- 座っている時間が長い
- 骨盤が後ろへ倒れた猫背姿勢が続いている
なぜ女の子に多いのかというと、男女の筋肉量の差・筋肉の発達・活動量の違いが関係していると考えられます。運動をしていると、筋肉は収縮と弛緩を繰り返し、左右の筋肉の緊張がリセットされ、関節も自然に動きます。しかし運動不足が続くと、緊張がリセットされないまま固定化されてしまいます。
また「利き手」「利き足」があるように、背中の筋肉にも「利き背筋」のような使いやすさや筋力の差があります。骨盤が後傾した猫背で運動不足が続くと、利き背筋の方に負担がかかり続け、そちら側へ背骨が引っ張られる状態が続きます。これが側弯症につながる一因と当院では考えています。
側弯症とは
側弯症とは、背骨が左右に曲がった状態をいいます。学校検診で発見されることも多く、特に成長期のお子様に見られることがあります。
しかし実際には、「背骨だけの問題」として考えるのは少し早いかもしれません。
側弯症は、背骨だけの問題ではない
当院では、側弯症の原因として、まず背骨の土台である「骨盤」が後方へ傾くことから始まると考えています。
骨盤が後ろへ傾くと、背骨は丸まります。すると、背骨を支えている脊柱起立筋の負担が増え、緊張が高まっていきます。
背中の筋肉にも、利き手や利き足と同じように「使いやすい側」「重心が乗りやすい側」があります。この負担が長期間に及ぶと、筋肉が骨を引っ張り続けることになり、やがて関節の歪みを引き起こします。これが側弯症の起こりだと、当院では考えています。
実際には、骨盤・股関節・胸郭・胸椎・筋肉の柔軟性・身体の使い方なども大きく関係しています。身体はすべてつながっています。背骨だけを見ていても、根本的な原因を見落としてしまうことがあります。
股関節の柔軟性と、側弯症の関係
股関節は車でいうサスペンションのようなものです。サスペンションが硬くなると、衝撃が車体へ伝わります。同じように、股関節が硬くなると、身体への負担が背骨へ集中します。
特に現代の子供たちは、ゲーム・スマートフォン・勉強などで座る時間が長くなっています。その結果、股関節の運動不足が起こりやすくなっています。
股関節だけでなく、胸椎も重要
背骨は頚椎・胸椎・腰椎に分かれています。この中でも胸椎は本来よく動く場所です。しかし猫背姿勢が続くと胸椎が硬くなります。すると身体をひねる動作が行いにくくなり、他の部分へ負担がかかるようになります。
腰椎は本来、股関節と胸椎に挟まれています。股関節が硬くなり、さらに胸椎まで硬くなると、本来それぞれの関節で分散されるはずの負担が背骨へ一極集中してしまうのです。当院では股関節だけでなく、胸椎の柔軟性も確認しながら施術を行っています。
猫背と、側弯症の関係
側弯症のお子様では、猫背を伴うケースも少なくありません。猫背が続くことで、胸郭の動き・胸椎の動き・股関節の動きにも影響が出ます。そのため当院では、側弯症と猫背を別々の問題としてではなく、身体全体の問題として考えています。
お子様が猫背になっていると、ついつい「背筋を伸ばしなさい」「胸を張りなさい」という言葉をかけてしまいがちです。しかしこれらは筋肉を過剰に使った姿勢であるため、本人としても苦しく、長く続くものではありません。大切なのは、姿勢が整う環境を与えてあげることです。
鍼やマッサージだけが、手段ではありません
まずは筋肉の緊張を和らげること。そのうえで、普段の姿勢・座り方・体の使い方を変えていくこと。この順番こそが、根本的な解決方法だと考えています。
鍼やマッサージは、あくまでもそのための手段です。施術そのものがゴールではなく、体を動かしやすい状態に整えたうえで、お子様ご自身の体の使い方が変わっていくことが大切です。特段、スポーツジムに通わせたり、お稽古事をさせたりする必要はありません。
当院では、ご自宅でできる簡単な体の使い方・エクササイズ・セルフケアもお伝えしています。実際に通院されているお子様の親御さんから、「姿勢が良くなった」という実感の声をいただくことがあります。
成長期だからこそ、取り組んでほしいこと
成長期は身体が大きく変化する時期です。だからこそ、身体の使い方・姿勢・柔軟性を見直す良い機会でもあります。当院では以下の3つを大切にしています。
足指の機能を高める
人が立っている時の土台は「足」です。足の指までしっかり使えることで、安定した身体になります。特にスポーツをされているお子様には重要です。土台が安定していない身体では筋力に頼った身体の使い方になり、姿勢を保つだけでパワーロスが生じ、怪我のリスクも増えます。運動をしないお子様にとっても重要で、その影響は年齢を重ねてから現れます。高齢者で腰や膝にトラブルを抱えている方の多くは、外反母趾や浮き指といった足の問題を抱えています。
骨盤のニュートラルポジションを整える
骨盤が後ろへ倒れた状態でいると、集中力の低下・浅い呼吸・免疫力の低下・首肩こり・腰痛・自律神経の乱れなど、身体には様々な不具合が生じます。当院では、骨盤のニュートラルなポジションがどこなのかを確認しながら、可動性を高めるエクササイズをわかりやすくお伝えしています。
背骨の柔軟性を高める
長い期間、猫背や側弯があった場合は、背骨がその形状を記憶しています。土台である足指・骨盤の状態を高めても、背骨の丸まりや側弯が変化するのは難しいことがあります。セルフエクササイズなどで背骨そのものを動かしながら、柔軟性を高めることも必要です。
環境を整えることも、大切
当院では、骨盤を立てやすく坐骨で座りやすい構造の椅子をおすすめしています。院内にもデモ機をご用意していますので、実際に試していただくことができます。
骨盤が後ろへ倒れない・座った状態でも股関節を動かせる、そのような環境を整えることが側弯症の予防・改善にもつながります。
ただし最も大切なのは高価な道具ではなく、「骨で身体を支える感覚を身につけること」です。
回復のためには「刺激・材料・休養」の3つが大切
当院では、身体の成長や回復には刺激・材料・休養の3つが必要だと考えています。
刺激
適切な運動や施術によって、身体が本来持つ機能を引き出します。
材料
身体は食べたもので作られます。骨・筋肉・靭帯・内臓・ホルモン、これらはすべて栄養を材料として作られています。特に成長期では、骨の成長が先に起こり、筋肉の成長が後から追いつくという特徴があります。骨が先に伸びることで、身体中の筋肉は常に引っ張られた緊張状態になりやすくなります。だからこそ、筋肉の材料となるタンパク質をしっかり摂ることが重要です。お肉・卵・チーズ・魚などをご家庭で積極的に食べさせてあげることをおすすめします。食が細いお子様には、プロテインを活用することも一つの選択肢です。
休養
睡眠は成長ホルモンが分泌される大切な時間です。また入浴によって身体を温めることも大切です。日本には昔から「湯治」という文化があります。お風呂は身体を洗うだけでなく、身体を回復させる時間でもあります。可能であれば、毎日10分だけでも湯船に浸かる習慣をつけてみてください。
骨で支える身体へ
本来、身体は骨格によって支えられるように設計されています。猫背や姿勢不良が続くことで、筋肉ばかりに負担がかかる状態になります。筋肉は本来、運動のための組織です。一日中身体を支える役割まで担うと、疲労が蓄積し、側弯や腰痛につながることがあります。
当院では、筋肉で支える身体から、骨で支える身体へ移行することを目指しています。その移行を施術とセルフケアの両面からお手伝いしています。
焦らず、中長期的な視点で取り組んでください
側弯症は、ある日突然起こる急性の症状ではありません。また、突発的な病気でもありません。長い時間をかけて作られてきた「身体の状態」です。だからこそ、それを改善していくにも、ある程度の期間が必要になります。焦らず、不安にならず、中長期的な視点でお子様の成長を見守ってください。
背骨は、一本の棒ではありません
背骨は実は、頚椎7個・胸椎12個・腰椎5個、合計24個の椎体(ついたい)と呼ばれる骨が連なった「関節の連続体」です。「背骨が歪む」「骨盤が歪む」という表現をよく耳にしますが、実際には骨そのものが変形しているわけではありません。筋肉の緊張によって引っ張られ、骨のポジションが移動している状態です。
つまり、引っ張っている筋肉の柔軟性を取り戻すことができれば、骨のポジションも少しずつ整っていきます。レントゲンで映った「背骨が歪んだ写真」は、あくまでもその瞬間の切り抜きです。身体は常に動いており、筋肉の状態によってその形は変わります。一枚の写真だけで「治らない」と判断するのは早いかもしれません。
お子様の筋肉量が上がってきたり、運動量が増えてきたりすることで、背骨はそれに伴って自然と整ってくることがあります。定期的なメンテナンスを続けながら、気長に取り組んでいただくことも大切な選択肢の一つです。当院では、お子様の成長に寄り添いながら、長期的なサポートを行っています。
側弯症について、よくいただくご質問
Q.通院頻度はどれくらいですか。
A.最初の1ヶ月は2〜4回程度を目安にしています。その後は月1回程度の経過観察のペースで構いません。お子様の状態に合わせて無理のないペースでサポートしています。
Q.施術時間はどれくらいですか。
A.30分程度を目安にしています。お子様の集中力や体調に合わせて対応しています。
Q.子供が鍼を怖がっています。鍼は必ず使いますか。
A.いいえ、基本的にお子様には鍼を使わずに施術を行います。当院では、優しい刺激のマッサージ・整体・運動療法をメインに対応しています。院長は「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格も保有しており、痛みのない安心・安全な施術を心がけています。どちらかというと、身体の使い方を一緒に学んでいただく場所だとお考えください。
Q.整形外科と併用できますか。
A.はい、問題ありません。整形外科での経過観察を続けながら、当院での施術を併用していただくことは全く問題ありません。むしろ医師の診断を受けながら進めていただくことをおすすめしています。
Q.継続治療はなぜ必要ですか?
A.人間の身体は急激な変化を好みません。長年かけて形成された不調は、一度の刺激で完全に変わるものではありません。一定期間、適切な外的刺激(鍼・手技)を重ねていくことで、筋緊張の正常化・関節の柔軟性向上・自律神経の正常化・姿勢の改善などが徐々に安定していきます。これが「体質が変わる」プロセスです。
子どもの側弯症でお悩みの方へ
側弯症は単純に背骨だけの問題ではありません。その背景には、股関節の柔軟性・胸椎の柔軟性・猫背・身体の使い方・成長期の生活習慣などが関係していることがあります。
「経過観察と言われたから待つしかない」と思う必要はありません。身体は成長とともに変化します。だからこそ、今この時期に身体の使い方を見直すことには大きな意味があります。適切なケアと環境を整えることで、お子様の身体は少しずつ変わることがあります。
福岡市中央区薬院の吉村治療院では、マッサージ・整体を組み合わせながら、お子様の身体づくりをサポートしています。学校検診で側弯症を指摘された方、姿勢が気になる方はお気軽にご相談ください。
鍼・マッサージ 吉村治療院 院長 吉村大樹
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